「48テ」クソヤロー日記

誰かに共鳴してほしい。切実に。

缶のコーンスープに一粒残ったコーンの話

コーンスープの缶を飲む時はなるべく一粒も残すことなく飲みたいんだけど、それでも残る時がある。

 

そのコーン一粒を見ると、逆に飲みたくなくなるんですよね。

 

だってこの一粒が過酷なコーン生き残り戦を最後まで生き残ったように感じるから。

そもそもとうもろこし一個につき640個もあるコーンがコーンスープの「スープ」側になることなく、食感を楽しむ人間のエゴで生かされる確率ももちろん低い。

そして自販機やコンビニに並べられ、ただ食べられるのを待つ日々を過ごす中、人間の口の中に吸い込まれコーンとしての存在を噛み殺される。

そんな過酷なデスゲームを勝ち残り缶の中に一粒残ったコーンはまるで、卵子まで到達した精子のように選ばれた存在なんじゃないかと思うわけですよ。

 

だから、コーンスープの缶を捨てる時は「仲間がリタイアしていく中よくぞ生き残ったな。君は自由だ。」と心の中で囁いて捨てるべきだと思うわけですよ。

 

そして「僕/私もこのコーン一粒と同じなんだな。」って自分が自分であることの奇跡を実感して日々を過ごすべきです。

 

 

いや、そんなこともないか。笑